------------------------------------------------------------ 「VO講習会 2012秋」 ------------------------------------------------------------ 1. 趣旨 世界中の天文データベースを利用した天文学研究を実施するため の研究基盤として、ヴァーチャル天文台 (VO) の開発が世界の主 要国で進められており,天文学コミュニティからの関心が益々高 まっています。 自然科学研究機構国立天文台では2002年よりヴァーチャル天文台 の研究開発 (Japanese Virtual Observatory(JVO),http://jvo.nao.ac.jp/) を進め,2007年度末より海外のヴァーチャル天文台との観測デー タ共有などが可能となっています。 国立天文台JVOプロジェクトでは、VO を広く活用していただくた め、VO 講習会を開催いたします。講習会では、JVOポータル、お よび TOPCAT, Aladin, Specview 等の VO ツールを動かし ていただき、利用法の講義、およびこれらを用いたサイエンスケー スの実習を行います。なお、講義のみの参加も歓迎します 前回のVO講習会の資料が、ウェブページに掲載されています。 http://jvo.nao.ac.jp/vos2012/ 今回もほぼ同様の内容となる予定ですので、ご参照ください。 2. 日程・会場 日時:2012年9月27日(木)~9月28日(金) 場所:国立天文台 三鷹キャンパス コスモス会館会議室 3.講習内容 3.1 プログラム(仮) 9月27日(木) 10:00~10:30 VO概論 10:30~12:00 JVOポータルの利用法 (講師:白崎) # ポータルを利用してもらいながらの講義となる予定です 12:00~13:30 昼休み 13:30~15:30 VOツール利用法 Aladin,(講師:江口) TOPCAT, Specview, VOSpec(講師:小宮) # ツールを動かしてもらいながらの講義となる予定です 15:30~16:00 休憩 16:00~17:00 JVOポータル、VOツール 基礎実習 9月28日(金) 10:00~12:00 実習課題の簡単な説明の後、実習開始 12:00~13:30 昼休み 13:30~17:00 実習 3.2 実習課題 実習は、下記の3つの課題の中から興味のあるものを選択してい ただきます。 (A) AGNと銀河のクラスタリング度の測定 (講師:白崎) JVOから、AGN周辺の UKIDS, SSDSS カタログデータを取得 する。銀河の数密度を測定するプログラムを作成し、AGNと銀河 の相互相関係数を求め、AGNの存在するダークマターハローの質 量を推定する。 (B) 金属欠乏星の、視線速度・金属量の推定 (講師:小宮) Subaru HDS スペクトルデータをJVOから取得し、Specview を用いて視線速度、吸収線等価幅を測定する。等価幅データから 成長曲線を作り、金属量の推定を行う。 (C) 超大質量 BH のデータ収集とその可視化・分析 (講師:江口) TOPCAT を用いて、ダストトーラスに埋もれた AGN の候補探 査を行う。また、VO で公開されている文献データを横断的に使 用し、埋もれたAGN のブラックホールおよび母銀河の性質を調 べる。 前回講習会の講義資料、実習テキストは、下記サイトに掲載されています。 http://jvo.nao.ac.jp/vos2012/ 今回の講習も同じ実習テキストを利用する予定です。 講習会では実習テキストの詳しい説明は行いません。 各自で実習テキストに目をとおしておいていただきます。 4. 申込方法 末尾のフォーマットに記入のうえ、下記の申し込み先に,お申込 ください。 申し込み先: yutaka.komiya -at- nao.ac.jp 国立天文台 天文データセンター 小宮悠 (-at- は @ で置き換えてください) 申し込み〆切は、旅費の補助を希望する場合と希望しない場合と で異なります。 旅費申請締切: 8月24日(金) 参加申込締切: 9月18日(火) 実習を行うため、参加可能人数に限りがあります。参加者多数の 場合は先着順となりますので、予めご了承下さい。 当日は、無線LAN機能がついたラップトップ PC (OSは問いませ ん) をご持参ください。各自の PC で実習をおこなっていただき ます。講義中も、各ツール等を実際に操作していただく予定です。 (実習で使用するPCは、メモリ2GB以上のものを推奨いたします。) 5. 旅費補助について 希望される場合、旅費・滞在費は国立天文台で負担することが可 能です。学部学生の方、および研究機関に所属されていない方に は、旅費・滞在費の支給ができませんが、参加は可能です。ご了 承ください。予算に限りがありますので、旅費の支給は実習参加 者を優先させていただきます。 6. 実習の計算機環境について ・実習は、各自の持参したラップトップPCで行っていただきます。 ・当日のネットワークは、無線、有線の双方を準備しております ので、どちらかをご使用いただけます。電源も用意されます。 ・実習課題は、3テーマから1つを選択していただきますが、 (A)「AGNと銀河のクラスタリング度の測定」 又は (C)「超大質量 BH のデータ収集とその可視化・分析」 の課題を行われる方(Bを選択してA,Cも実施してみたい方を含 む)は、VMWare 上で動作するOS(Linux)を用いて実習を行いま すので、事前に下記の準備をお願いします。 ・(B)「金属欠乏星の、視線速度・金属量の推定」 の課題を行われる方は、3ボタンのマウスを持参されることを推奨 いたします。また、JAVA 上で動作するツールを使用しますので、 事前にJAVA実行環境をインストールしておいて下さい。(方法は 下記参照) http://jvo.nao.ac.jp/vos2010/java.html ***** 実習課題(A)又は(C)を行われる方へ ***** ・メモリ 2GB 以上、ハードディスクの空き容量 30GB 以上の マシンを用意ください。 VMWare を利用するために必要となる計算機のスペックです。 用意が難しい場合はあらかじめご連絡ください。 ・講習で使用するノートPCには、 VMware Player 4.0 : http://www.vmware.com/jp/products/desktop_virtualization/player/overview または VirtualBox : https://www.virtualbox.org/wiki/Downloads をインストールしていただきます。 実習で必要となるソフトウエアがインストールされた 仮想マシン イメージを利用して頂くために必要となるソフトです。無償で利用 できます。インストール方法がわからない場合はあらかじめお問い 合わせください。 ・講習会で使用する仮想マシンのイメージは、講習会の1週間前まで には、講習会webサイトに掲載いたします。 (7-Zip 形式で圧縮されており、約 2 GB程度、展開すると 約 8 GB のものになる予定です。) (参考)前回の講習会で使用したものが、下記サイトにあります。 http://jvo.nao.ac.jp/vos2012/index.html#VMimage ***************************************** ========================== 講習会参加申請書 ========================== 氏名: ふりがな: 所属(機関・学部・学科・研究室): 職名または学年: 電話/ファックス番号: 電子メールアドレス: 参加予定:(該当するものを残してください) 実習も参加(9/27-28) 講義のみ参加(9/27) 実習課題: (選択するものを残してください。 未定の方は選ばれなくても結構です。) (A) AGNと銀河のクラスタリング度の測定 (B) 金属欠乏星の、視線速度・組成の推定 (C) 超大質量 BH のデータ収集とその可視化・分析 講習に持参するPCの、OSとそのバージョン: (例: Windows 7, Mac OS X 10.7.2, CentOS 5.3) プログラミング経験: 有 / 無 「有」の場合、利用したことのあるプログラミング言語 : (例: シェルスクリプト、C、C++、Python、Java) コスモス会館宿泊希望(該当するものを残してください): 有 (チェックイン: 月 日、チェックアウト: 月 日) 無 旅費援助希望の有無(該当するものを残してください): 有 (国立天文台着: 月 日、 国立天文台発: 月 日) (所属先最寄駅: ) 無 旅費希望の場合、旅費書類送付先(所属機関宛となります) 郵便番号: 住所: その他: ====================================================================== 不明な点などありましたら、申込先アドレス、もしくは 電話 0422-34-3561 までお問い合わせください。 国立天文台 天文データセンター JVOプロジェクト 小宮 悠 -- KomiyaYutaka