国立天文台では、3月25,26日に、下記のとおり ヴァーチャル天文台講習会を開催いたします。 ぜひご参加ください。 また、国立天文台のJVOグループとALMAグループでは、 ALMAデータのクイックルックや、必要なデータの ダウンロードのための、Webインターフェースと、 デスクトップビューアの開発を進めております。 下記サイトから使用できますので、お試しください。 (Web viewer) http://jvo.nao.ac.jp/portal/alma.do (Desktop viewer) http://jvo.nao.ac.jp/download/Vissage/ 国立天文台・天文データセンター 小宮 悠 ------------------------------------------------------------ 「VO講習会 2013春」 ------------------------------------------------------------ 1. 趣旨 世界中の天文データベースを利用した天文学研究を実施するため の研究基盤として、ヴァーチャル天文台 (VO) の開発が世界の主 要国で進められており,天文学コミュニティからの関心が益々高 まっています。 自然科学研究機構国立天文台では2002年よりヴァーチャル天文台 の研究開発 (Japanese Virtual Observatory(JVO),http://jvo.nao.ac.jp/) を進め,2007年度末より海外のヴァーチャル天文台との観測デー タ共有などが可能となっています。 国立天文台JVOプロジェクトでは、VO を広く活用していただくた め、VO 講習会を開催いたします。講習会では、JVOポータル、お よび TOPCAT, Aladin, Specview 等の VO ツールを動かし ていただき、利用法の講義、およびこれらを用いたサイエンスケー スの実習を行います。なお、講義のみの参加も歓迎します 前回のVO講習会の資料が、ウェブページに掲載されています。 http://jvo.nao.ac.jp/vos2012b/ 今回もほぼ同様の内容となる予定ですので、ご参照ください。 2. 日程・会場 日時:2013年3月25日(月)~3月26日(火) 場所:国立天文台 三鷹キャンパス コスモス会館会議室 3.講習内容 3.1 プログラム(仮) 3月25日(月) 10:00~10:30 VO概論 10:30~12:00 JVOポータルの利用法 (講師:白崎) # ポータルを利用してもらいながらの講義となる予定です 12:00~13:30 昼休み 13:30~15:30 VOツール利用法 Aladin,(講師:江口) TOPCAT, Specview, VOSpec(講師:小宮) # ツールを動かしてもらいながらの講義となる予定です 15:30~16:00 休憩 16:00~17:00 JVOポータル、VOツール 基礎実習 3月26日(火) 10:00~12:00 実習課題の簡単な説明の後、実習開始 12:00~13:30 昼休み 13:30~17:00 実習 3.2 実習課題 実習は、下記の3つの課題の中から興味のあるものを選択してい ただきます。 (A) AGNと銀河のクラスタリング度の測定 (講師:白崎) JVOから、AGN周辺の UKIDS, SSDSS カタログデータを取得 する。銀河の数密度を測定するプログラムを作成し、AGNと銀河 の相互相関係数を求め、AGNの存在するダークマターハローの質 量を推定する。 (B) 金属欠乏星の、視線速度・金属量の推定 (講師:小宮) Subaru HDS スペクトルデータをJVOから取得し、Specview を用いて視線速度、吸収線等価幅を測定する。等価幅データから 成長曲線を作り、金属量の推定を行う。 (C) 超大質量 BH のデータ収集とその可視化・分析 (講師:江口) TOPCAT を用いて、ダストトーラスに埋もれた AGN の候補探 査を行う。また、VO で公開されている文献データを横断的に使 用し、埋もれたAGN のブラックホールおよび母銀河の性質を調 べる。 前回講習会の講義資料、実習テキストは、下記サイトに掲載されています。 http://jvo.nao.ac.jp/vos2012b/ 今回の講習も同じ実習テキストを利用する予定です。 講習会では実習テキストの詳しい説明は行いません。 各自で実習テキストに目をとおしておいていただきます。 4. 申込方法 末尾のフォーマットに記入のうえ、下記の申し込み先に,お申込 ください。 申し込み先: yutaka.komiya -at- nao.ac.jp 国立天文台 天文データセンター 小宮悠 (-at- は @ で置き換えてください) 参加申込締切: 3月15日(金) 実習を行うため、参加可能人数に限りがあります。参加者多数の 場合は先着順となりますので、予めご了承下さい。 当日は、無線LAN機能がついたラップトップ PC (OSは問いませ ん) をご持参ください。各自の PC で実習をおこなっていただき ます。講義中も、各ツール等を実際に操作していただく予定です。 (実習で使用するPCは、メモリ2GB以上のものを推奨いたします。) ※ 今回は、旅費の補助が出来ません。 自費での参加をお願いします。 6. 実習の計算機環境について ・実習は、各自の持参したラップトップPCで行っていただきます。 ・当日のネットワークは、無線、有線の双方を準備しております ので、どちらかをご使用いただけます。電源も用意されます。 ・実習課題は、3テーマから1つを選択していただきますが、 (A)「AGNと銀河のクラスタリング度の測定」 又は (C)「超大質量 BH のデータ収集とその可視化・分析」 の課題を行われる方(Bを選択してA,Cも実施してみたい方を含 む)は、VMWare 上で動作するOS(Linux)を用いて実習を行いま すので、事前に下記の準備をお願いします。 ・(B)「金属欠乏星の、視線速度・金属量の推定」 の課題を行われる方は、3ボタンのマウスを持参されることを推奨 いたします。また、JAVA 上で動作するツールを使用しますので、 事前にJAVA実行環境をインストールしておいて下さい。(方法は 下記参照) http://jvo.nao.ac.jp/vos2010/java.html ***** 実習課題(A)又は(C)を行われる方へ ***** ・メモリ 2GB 以上、ハードディスクの空き容量 30GB 以上の マシンを用意ください。 VMWare を利用するために必要となる計算機のスペックです。 用意が難しい場合はあらかじめご連絡ください。 ・講習で使用するノートPCには、 VMware Player 4.0 : http://www.vmware.com/jp/products/desktop_virtualization/player/overview または VirtualBox : https://www.virtualbox.org/wiki/Downloads をインストールしていただきます。 実習で必要となるソフトウエアがインストールされた 仮想マシン イメージを利用して頂くために必要となるソフトです。無償で利用 できます。インストール方法がわからない場合はあらかじめお問い 合わせください。 ・講習会で使用する仮想マシンのイメージは、講習会の1週間前まで には、講習会webサイトに掲載いたします。 (7-Zip 形式で圧縮されており、約 2 GB程度、展開すると 約 8 GB のものになる予定です。) (参考)前回の講習会で使用したものが、下記サイトにあります。 http://jvo.nao.ac.jp/vos2012b/index.html#VMimage ***************************************** ========================== 講習会参加申請書 ========================== 氏名: ふりがな: 所属(機関・学部・学科・研究室): 職名または学年: 電話/ファックス番号: 電子メールアドレス: 参加予定:(該当するものを残してください) 実習も参加(3/25-26) 講義のみ参加(3/25) 実習課題: (選択するものを残してください。 未定の方は選ばれなくても結構です。) (A) AGNと銀河のクラスタリング度の測定 (B) 金属欠乏星の、視線速度・組成の推定 (C) 超大質量 BH のデータ収集とその可視化・分析 講習に持参するPCの、OSとそのバージョン: (例: Windows 7, Mac OS X 10.7.2, CentOS 5.3) プログラミング経験: 有 / 無 「有」の場合、利用したことのあるプログラミング言語 : (例: シェルスクリプト、C、C++、Python、Java) コスモス会館宿泊希望(該当するものを残してください): 有 (チェックイン: 月 日、チェックアウト: 月 日) 無 その他: ====================================================================== 不明な点などありましたら、申込先アドレス、もしくは 電話 0422-34-3561 までお問い合わせください。 国立天文台 天文データセンター JVOプロジェクト 小宮 悠