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「VO講習会2012」
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1. 趣旨

   世界中の天文データベースを利用した天文学研究を実施するため
   の研究基盤として、ヴァーチャル天文台 (VO) の開発が世界の主
  要国で進められており,天文学コミュニティからの関心が益々高
   まっています。

   自然科学研究機構国立天文台では2002年よりヴァーチャル天文台
   の研究開発 (Japanese Virtual Observatory(JVO),http://jvo.nao.ac.jp/)
   を進め,2007年度末より海外のヴァーチャル天文台との観測デー
   タ共有などが可能となっています。
 
   国立天文台JVOプロジェクトでは、VO を広く活用していただくた
   め、VO 講習会を開催いたします。講習会では、JVOポータル、お
   よび TOPCAT, Aladin, Specview 等の VO ツールを動かしていた
   だき、利用法の講義、およびこれらを用いたサイエンスケースの
   実習を行います。なお、講義のみの参加も歓迎します

   VO講習会ウェブページ
   http://jvo.nao.ac.jp/voschool.html
   もご覧ください。

2. 日程・会場

   日時:2012年3月26日(月)〜3月27日(火)
   場所:国立天文台 三鷹キャンパス 中央棟講義室


3.講習内容
3.1 プログラム(仮)

 3月26日(月)
	10:00〜10:30 VO概論 (大石)
	10:30〜12:00 JVOポータルの利用法 (白崎)
		昼休み
	13:30〜15:30 VOツール利用法
            Aladin,(江口)
    	     TOPCAT, Specview, VOSpec(小宮)
	(ポータル、ツールを動かしてもらいながらの講義となる予定です)
		休憩
	16:00〜17:00 JVOポータル、VOツール 基礎実習

 3月27日(火)
		10:00〜12:00  実習課題説明、実習
			昼休み
		13:30〜17:00  実習

3.2 実習課題
 実習は、下記の3つの課題の中から興味のあるものを選択していただきます。

(A) AGNと銀河のクラスタリング度の測定 (講師:白崎)
  JVOから、AGN周辺の UKIDSS カタログデータ、Suprime-cam 画像を
  取得する。銀河の数密度を測定するプログラムを作成し、AGNと銀河
  の相互相関係数を求め、AGNの存在するダークマターハローの質量を
  推定する。

(B) 金属欠乏星の、視線速度・金属量の推定 (講師:小宮)
  Subaru HDS スペクトルデータをJVOから取得し、Specviewを用いて視
  線速度、吸収線等価幅を測定する。等価幅データから金属量の推定を
  行う。

(C) 超大質量 BH のデータ収集とその可視化・分析  (講師:江口)
  TOPCAT を用いて、ダストトーラスに埋もれた AGN の候補探査を行う。
  また、VO で公開されている文献データを横断的に使用して、埋もれた
  AGN のブラックホールおよび母銀河の性質を調べる。

講義資料、実習テキストは、準備が出来次第、下記サイトに掲載いたします。
 http://jvo.nao.ac.jp/vos2012/

 4. 申込方法

  末尾のフォーマットに記入のうえ、下記の申し込み先に,お申込
   ください。

   申し込み先:
      yutaka.komiya -at- nao.ac.jp
      国立天文台 天文データセンター 小宮悠
      (-at- は @ で置き換えてください)

   申し込み〆切は、旅費の補助を希望する場合と希望しない場合と
  で異なります。

      旅費申請締切:  1月20日(金)
      参加申込締切:  3月10日(金)

   実習を行うため、参加可能人数に限りがあります。参加者多数の
   場合は先着順となりますので、予めご了承下さい。
 
  当日は、無線 LAN 機能がついたラップトップ PC (OSは問いませ
   ん) をご持参ください。各自の PC で実習をおこなっていただき
   ます。講義中も、各ツール等を実際に操作していただく予定です。
   (実習で使用するPCは、メモリ2GB以上のものを推奨いたします。)

 5. 旅費補助について

   希望される場合、旅費・滞在費は国立天文台で負担することが可
   能です。学部学生の方、および研究機関に所属されていない方に
  は、旅費・滞在費の支給ができませんが、参加は可能です。ご了
   承ください。予算に限りがありますので、旅費の支給は実習参加
   者を優先させていただきます。また、開催が年度末のため、旅費
   申請の締切りが早くなっております。ご注意ください。
 
========================== 講習会参加申請書 ==========================
氏名:

ふりがな:

職名または学年:

所属(学部・学科・研究室):

 電話/ファックス番号:

 電子メールアドレス:

参加予定:(該当するものを残してください)
	実習も参加(3/26-27)
	講義のみ参加(3/26)
  実習課題: (選択するものを残してください。
		未定の方は選ばれなくても結構です。)
         (A) AGNと銀河のクラスタリング度の測定
         (B) 金属欠乏星の、視線速度・組成の推定
         (C) 超大質量 BH のデータ収集とその可視化・分析

  コスモス会館宿泊希望(該当するものを残してください):
     有 (チェックイン: 月 日、チェックアウト: 月 日)
     無

  旅費援助希望の有無(該当するものを残してください):
     有 (国立天文台着: 月 日、 国立天文台発: 月 日)
       (所属先最寄駅:    )
     無

 旅費希望の場合、旅費書類送付先
   郵便番号:
   住所:

その他:

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不明な点などありましたら、申込先アドレス、もしくは
電話 0422-34-3561 までお問い合わせください。

国立天文台 天文データセンター JVOプロジェクト
小宮 悠

-- Yutaka Komiya Astronomy Data Center, National Astronomical Observatory of Japan